何故か今日刻の大地を思い出した。

刻の大地」という夜麻みゆきの漫画を思い出した。この漫画、葵氏がめっちゃ好きだったのだが、未完のまま連載が終了してしまったらしい。エニックスは作家を大切にしないからなぁ……いろんなところにたらい回しにされた挙句、別の漫画をやらされたり、「第一部・完」とかいって第二部がいつまでたっても始まらなかったり。など。
酷い時には「ハーメルンのバイオリン弾き」で有名な渡辺道明に一ヶ月100ページ以上描かせるなど、もうこの辺に来ると作家を人間扱いしていない感が漂ってくる。そういったエニックス(というかガンガン編集部?)に愛想をつかせて一部の人間が作家を数人引き連れて作った会社がマックガーデンコミックブレイドという漫画雑誌を出しています。ぶっちゃけブレイドを見た瞬間「まーたエニックスが新しい漫画雑誌とか作っちゃってるよー」と思った中1の冬。エニックスからマックガーデン強制送還された移って行った主な作家は↓
よしむらなつき→「里見☆八犬伝」をガンガンで連載していた。第一部・完にしたまま、そのままほったらかし。ただ今「それじゃあ吉田くん」という漫画をコミックブレイドで連載中。
浅野りん→「PON!とキマイラ」、「パンゲア」の作者。「PON!〜」はガンガンにて連載終了したが、パンゲアは定かではない。第二部に突入したがその後不明(少なくともクロサキは知らない)。現在コミックブレイドで「天外レトロジカル」を連載中。
黒乃奈々絵→「新撰組異問ピースメーカー」という漫画をガンガンにて「第一部・完」とさせる。第二部はコミックブレイドにて連載中。でも今休止中らしい。クロサキは中一の時異常この漫画が好きだったが、今思うとそれが謎。
木下さくら→「魔探偵ロキ」の作者。それの続編「魔探偵ロキ ラグナロク」を連載させて、終了。今思うと、この作者は異常なほど物語の構成力がないなとしみじみおもう。
マッグガーデン側はエニックスから作家の引き抜きで訴えられたらしいが、その辺はエニックスが謝罪したことによって解決したらしい。
まぁ、マッグガーデンエニックスもたいして変わらないのですけども。私から見たら。


とても前置きが長くなったが、「刻の大地」である。
思い出した理由の一つとして「ジハード」のエルシードが出てくる。
エルシードは物語中、21の女性でありながら「少女と見まごう少年」とか「清冽さと持ち合わせた」とか、男扱いされているキャラクターだった。
で、そこでまた出てくるのが「刻の大地」のジェイドである。
実はこの二人、共通するところが結構ある。↓を見ていただきたい。
エルシード→長い黒髪。少年と見まごう少女。血気盛ん。すぐに暴れる。常に臨戦態勢。短気。
ジェイド→長い黒髪。第一部の最後で女性と判明。血気盛ん。すぐに剣を振りまわす。常に臨戦態勢。短気。
……すっげーデジャヴ似すぎてる。


刻の大地を知ってる方、ぜひ「ジハード」を一読を。