すべては胡蝶の夢

「龍馬さん、あなたが見られなかった海の向こうの世界を、俺が見てきます」
というわけで、「幕末機関説 いろはにほへと」全話コンプリートです。
サンライズの作品には一気見に縁があるのか? 去年の今頃の「舞−HIME」を一気に見たのを思い出す。そして最終話はOPがないというつながりも。
「幕末機関説いろはにほへと」一気に感想行きます。


最終話は何気によかったです。寡黙なる永遠の刺客・秋月耀次郎の空中大回転とか(吹いたよ)、座長とのバトルで甲冑どんどんはがしてくとことか(エロイと騒がれたらしい)、「覇者の首、封印!!」とか、見せ場は先生とのバトルですな。あと最後の洋装耀次郎。髪と服を変えたら性格まで変わった。
しかし、見事首も封印したし、座長とはほのぼのとした感じだし、龍馬の意志も受け継いで、耀次郎にとってはとってもいい終わり方になったんじゃなかろうか。座長にとっても。
まぁ、「あの五稜郭変な仕掛け多すぎ!!」とか(極めつけはタワーになって浮上)、「榎本はどうなった?」とか(その辺は史実どおりだろうけど)、「琴波さんとお駒さんの関係って一体? どうして知り合いなのか?」とか(お駒さんが「琴波姐さん」と言ってたけど結局謎)、「耀次郎は歴史上の有名人物を事あるごとに看取ってったなぁ」とか(坂本龍馬沖田総司土方歳三)、いろいろ突っ込むところはあったけど、
最後はよかったです。
最後の最後まで、耀次郎が「俺」という自分に対する呼称を使わなかったのが印象的です。
この作品は小説は小説で完成しているけど、どうもアニメは小説も読んで完成という感じがする。小説が100%完成だとしたら、アニメの方は完成度80%ぐらい? 残りの20%足りないのは、耀次郎と坂本龍馬のエピソードが少ない気がしたから。まぁ、ようは、つまり、「小説で描かれていた最初の30ページちょっとを抜かしちゃった」のがイケかった。(部分部分で描かれてるけど、なんか足りんというのが本心)
小説は前述の通り、座長の一人称だったから「アニメと違って出番が少なくなった」という貧乏クジを引いた人がいたが、あまり不自然ではなかったので、それはそれでよし。(例、神無左京之助、茨木蒼鉄)


全話通しての好きな・印象的な場面・エピソードと言えば、
・2話の耀次郎が座長をかばった時の、二人の無駄な見詰め合いシーン
・耀次郎と神無のバトル←画面がくるくる回ってよし。
・耀次郎と沖田総司のエピソード(いかにも死にそうな沖田総司が印象的だった)
・神無、嫉妬の香り
エビちゃんが座長の夢に出てきた(小説のみ)
・耀次郎の座長に「ここに足を乗せろ」←ネ申
・耀次郎が歌ってる!!←ビビッタ。
・寧ろ15話〜16話は好きだ!!座長可愛いし耀次郎変に男前杉!!
・18話「哀れなり、永遠の刺客」ぎゃーーーー!!耀次郎がーーー!!
・19話主人公出番無しでEDのキャストの所に主人公の名前無し。
・20話の耀次郎のふて寝
・同じく20話で耀次郎を助けたおっかさんが猛々しくした「シュヴァリエ」のマリー様みたいだと思った。
・22話座長と榎本の「愛すべき美しい国家へ」「あなたは、世界を知っていますか!?」「いまこそ共和国のために!!」
・23話神無・哀れなり
・24話土方と鉄之助さん
・座長が狂っても割りと冷静な一座の皆(特に座頭)
・25話耀次郎と神無のラストバトル
・26話。


神無のファンって、異常に多いです。。
神無より、耀次郎だろ!!
と、大声で叫びたい。


そのうちキャラについて語ります。。