私のピアソラも色気が不在


ちょっと人前でピアノを弾く機会があったので。
通っていたピアノ教室で、発表会で弾く生徒が少ないらしいのでちょっと出させて頂きました。練習期間約1ヶ月。で、曲はピアソラの「リベルタンゴ」。…だけのはずだったが、リベルタンゴを2分半に短縮してもう一曲、「Luv letter」を弾くことに。大ちゃんがバンクーバーのエキシで滑った奴ですな。

バンクーバーではなくてワールドのエキシ版。



これが原曲。


で、これは弾き慣れたものなのでいいんですが、「リベルタンゴ」がどうにもこうにも。
一応は完成したのですが、何と言うかもう、この言葉しか出てきませぬ。


ヴォロ君、今まで君のピアソラのことを「色気ねえええええ!」って言っててごめんね。
私のピアソラも充分色気がなかったよ!!!

こうね、ねっとりしてないんだよ。。結構あっさり目のピアソラになってしまったんだよ!兄上から「タンゴっぽくねぇ」と言われる始末。編曲がそもそもタンゴっぽくなかったよーな気がしますがそれは置いておいて。
でもまぁ、一応自分のものには出来ていたので「タンゴの表現」ではなくて「クロサキイオンが弾いたらこうなった」みたいな感じになったよ。うん。
あと一ヶ月あったらスクリャービンの革命エチュードやりたかったんだけど無理か。
ちなみにワタクシの一等得意な曲はショパンノクターン遺作(「戦場のピアニスト」で有名になった奴ね)なんだけど、いまだにそれよりうまく弾けるのってないよ!


そんなわけで今まで日記でピアソラについて書いてきましたが、実際自分で体験してみると、曲を表現するということの難しさというのを感じた週末だったのでした。
でもこんなこというのはあれだけど、ピアソラはまだ楽な方だったなぁ。リストの「コンソレーション」と比べるとね………。