ジハード五巻完読

ヒサビサです。


ジハード五巻完読しました。
五巻にはサプライズがたくさんありました。全巻中一番厚いだけあって読み応えがありました。
リチャードとベレンガリアのとっても短いロマンス(クロサキ視点)があったり、える姫が幼児化していたり、あの人がお亡くなりになられたり、ウィルフレッドとア=デイルがらぶらぶな雰囲気だったり、アリエノールが別人になったり。
てんてこもりの五巻です。そんな中、四巻完読時で一番気になっていたカーミルの生死がえる姫たちの一言で片付いてちょっとショック。でも笑ったのは嬉しかったなー。「カーミルが笑った!!」ってな感じで。
五巻間読して、二巻で嫌いだったアリエノールがなんだか好きになってきました。というか自信満々な王女から恋する乙女に変わっていてなんともかわいらしい。いや、四捨五入すると三十なんですけどね。

キヤトについてはまだまだ謎です。怖い。こわずぎる。ある意味リチャードよりも恐ろしいキャラクタなんじゃないんか。

シャラザードの「聖母」扱いに苦笑。彼女の黒い部分ってこわい。四巻完読時に「なんとなく」彼女の正体が想像できたが、想像通りだとは思わなかった。でも「殿下」ってより世話妬いているほうがシャラザードっぽい。山根先生のイラストを見ても「ムニーサ・ハートゥーン」っていうより「シャラザード」の方が顔的にもしっくりくるし。

とにかく読み応えがあった。ラス=アル=グールでも体見せることあるんだと驚いた。五巻で出てきたアラビー先生がなかなか好きです。
しかしあのひとが死んだことにはショックだった。このまま行くと最終巻ではサラディンが死んでしまうんではないんかと不安。


「ジハード」・・・誰か読みませんか??