「陋巷に在り 呪の巻」

きーみーのゆっれーるーひっとーみーのーなっかーでさーいていーたーいーのーさそーらーにひーかーるーなーがれーるーくーもをーかーんじたーいー


一巻よりはかなり早く読めました「陋巷に在り」の二冊目。さんかんけと陽虎の間があんまり理解していないのですが……。読んでて。
一巻よりも私の奮闘度が高い高い。話の盛り上がりも高い高い。バトル度も高い高い。
以下感想。
・陽虎はこれから出てくるのかな? 出てこないのかな? 孔子孔子でこれからしょうせいぼうとのいざこざがあるし、出てこないに越したことはないけど、でも、でてくるんだろうな。
・一番の見所、とうてつとの戦闘。ここは普通に面白かった。
・見所、顔回と八ようのバトル。怒った顔回が見所でした。
・見所、顔回と子蓉のご対面。「絶世の美女にアホ面で応対した顔回」とかいう文章があったけど、ここの文章に素で笑った。
・ページで言う188ページ目の顔回の行動に目を疑った。これは場合としてこれをしなければならなかったんだろうけど、なんか、ね。簱じゃないけど、私まで顔が赤くなっちゃったじゃないか。
・五六って世話焼き女房みたいだ。「ジハード」でいうラスカリスみたいな位置ですかね。ぼんやりとした顔回に世話を焼く五六。ヴァレリーとラスカリスに非常にデジャブ。でもなんか、こんな関係図が私は好きなようです。
・子貢、しっかりしろ!!
・公治長の投獄エピソードは、可哀想だった。でも好きなエピソードです。鳥と話して投獄ってアンタ。可愛すぎ。
・新キャラ子蓉と悪悦の微妙にエロいシーンがあった。ハイ。
・悪悦の「顔回は俺のもんだ!」とかいうようなセリフ。マジさ、ここさ、ちょっと笑ったさ。そんなセリフはかんてくださいよ悪悦さん。
・そういえば地元に聖人孔子の像がある。昔、そこが日本で一番古い大学だったころ(ここでもうモロバレ。隠しても仕方がないから、言っちゃおう。足利学校です。)儒学を重んじていたらしい。足利学校を見ながら、孔子の塾はどんな感じだったんだろうと微妙に思いにふける。でも、元々孔子は政治家です。
・少正卯と孔子孔子って嫌う人物はとことん嫌うらしいですね。陽虎のときもそうだった。にこにこする少正卯、憤慨する孔子。この険悪すぎるムードがすごい。


ちなみに昨日私が顔回と叫んだのは、子蓉との対面の後、顔回がぶっ倒れたからです。そんな!顔回!くっそう子蓉恐るべし。子蓉に骨抜きにされる顔回……一番見たくない。ホントに見たくない!マジで。おねがい神様ゾロアスター酒見賢一様!頼むからやめてくれ!


三巻読みたい……。早く三巻読まないと一巻二巻の内容忘れそうだ。


この人のあとがき、定金伸治の日記級に面白い。クッときてバーって。あとがきの面白い作家は好きです。