四十九番目の名前

Dグレノベル、第二弾「D.Gray-man reverse2 四十九番目の名前」を読んだ。
一冊目「旅立ちの聖職者」は持っていないものの読んだけれど、なかなか楽しめたのだが、どうしてか、延べ一時間足らずで読了してしまった。いくらノベライズといえど、一時間足らずで読み終わるっていかがなものか。結構よかったけど、もう一回買ってまで読もうとはしなかった。神田の挿絵が美しかったけどね。
で、ノベライズ二冊目である。
とりあえず一番初めの伯爵の話はまだ読んでいないので、飛ばすことにする。


「四十九番目の名前」
前回アレン、神田と個々の話があって、今回の主役はラビ。先にリナリーを書いて欲しかった……。なんというか、リナリーの扱いって、ヒロインの割りに原作者小説書き側からかなりぞんざいな気がする。ラビより先にリナリーだろ!! ヒロイン先だろ!? ってつい思ってしまうのは私だけだろうか。
ラビはわたしの中で地位が低いけど、最近やっと市民権が得られるようになってきた。そんんな感じだったけど、ノベライズ読んで好きになった。飄々とした感じよりも、真剣な時の方が締りがあってかっこよかった。特にダグがアクマになって、ラビがそれを倒すシーンが好きだ。結局眼帯の謎はわからずじまいでしたけれども。
ダグについては……ラビより市民権があります(苦笑)。どうやらわたくし、一生懸命な青年と薄幸な少女の話に弱いようです。結構好きになったキャラなので、死んでしまって残念だ。生きていたら本編でもでてきたんだろうなぁーと思うと。


「黒の教団親睦パーティ」
で、三本目はオールキャストで。
どうでもいいけど、黒の教団ってパーティ好きだな。
・神田がここまでバカだとは思わなかった……。「ダブルスリーカード!」……アホだ。
・アレンと神田の犬猿っぷりがよかった。これまた「ここまで…」という心境。神田はアレンに対してツンデレだ!!
エクソシストって皆異常だ。
・バクちゃんが某ピルグリム・イェーガー(某を付けた意味ねぇ)のピッキオ親衛隊長(別名鶏のお兄さん)に見えて仕方がない。
ミランダさんが出てきてさり気に嬉しい。


一冊目は物足りなさがあって正直拍子抜けしたけど、二冊目は城崎先生もノベライズになれて来たようで、一冊目よりも楽しんで読めた。
ので、三冊目も期待。


ところで最近のDグレは、復活して連載再開になったのはいいんだけど、画面がゴチャゴチャしてて読みづらい。友人にそのことを話したら「星野桂は絵が上手いから、どうしても作者自身詰め込んで描きたがるからその辺は仕方がない」と言われた。どうだろう? でも読みづらい。なんでだ? もしや沿う感じでいるのは私だけか? でも一部分一部分詰め込んで描きすぎ。
メリハリを求む。


ノベライズ担当の城崎火也先生宛
三冊目が出るんだったら、是非! 是非我らがリナリー嬢主役の話を書いてくださいませ!!