シュヴァリエ・デオン

クロサキが毎週毎週楽しみにしているアニメのひとつ、WOWOW開局十五周年記念のアニメ「シュヴァリエ」。
このアニメ、異様に背景が美しい。
人もさることながら、背景が異様に美しい。
というか背景のほうが力入ってる気がする。
ヴェルサイユ宮殿とか、写真なんじゃないんかというクオリティ。
しかも動きが妙に滑らかだ。
これを見ていると、いくら「DEATH NOTE」のアニメがクオリティ高いなぁとか思っていても、「シュヴァリエ」には足元も及ばないということを思い知らされてしまう。


歴史上の人物が多々、先ず主人公であるデオン・ド・ボーモンが実在の人物であるから、というのも、(現実と作者の虚構が入り混じった、ファンタジーでありながらも歴史小説)といった類のものが好きな私が惹かれた理由なんだろう。面白いことに彼は美貌の天才女装騎士だ。
……とか書きつつも、割と頭が追いついていってません。先週、デオンの姉・リアを殺したのがボロンゾフではない。マクシミリアンという男が黒かもしれない→彼はイギリスへ行った→奴を追ってロンドンへ。……これでいいのか?


さてそんな「シュヴァリエ」だが、先週ロシア編が終わり(ロシア編はエカテリーナが即位したところで終了)、謎の男マクシミリアン(一言で言えば、Dグレの神田=マクシミリアン=櫻井孝宏)を追ってイギリスへ行き、英国王妃メアリ=シャルロットとリア(デオン)が再開したところだ。マクシミリアンのバックも判明し、さらに彼とリアはなんらかの関係があったらしく(なかったらいちいち殺したりしないだろうけど)物語は加速しつつある。
……それにしても今週のシュヴァリエは面白かった。何がって、最後が。
今週ほどマクシミリアンを謎に感じた週はない。いきなり現れて、ゆっくりとデオンに近づいてくところは、エロかった怖かったなぁ。声を当ててる櫻井氏は「登場人物がみんな胡散臭い」と仰っていましたが、貴方の役が一番胡散臭い上に謎ですよ。彼の神出鬼没っぷりに相当びっくりしてますよ。
凄い誤解を招く最後だった。今週。マクシミリアンよ、顔に手を当てるのは反則ですよ。手で、手で顔をなでなでするでない! そしてデオンも叫びすぎですよ。いくらデオンが美しくたって、姉がその身に宿ってるからって、男ですから。
それにしても今週のデオンのマヌケっぷりもよかったなぁ。私はシュヴァリエで一番マヌケなキャラは他ならぬデオンだと思っているので。(四銃士で、テラゴリーは最強おじいちゃん、デュランは曲者、ロビンちゃんは(ちゃんをつける時点で誰が好きだかモロバレ)しっかり者の少年)
なんにせよ、今後の展開が楽しみだ。


クオリティの高さは実際に見てみましょう→http://www.youtube.com/watch?v=kdGtDJjPlDE OPです。