スケートアメリカ2011

結構時間経っちゃったけど、競技会の雑感です。例によってダンスとペアは書けないので、男女シングルになります。


○男子シングル
なんちゅーか、皆点伸びないなぁ。。ミハルのショートの逃げ切りは納得いくものだったけど。フリーのジャンプ構成は、多分臨機応変に変えられるようにシュミレートしてんじゃないかな? ネーベルホルンの時とスケアメだとジャンプ構成が根本的に違うみたいだから。ショートの「鼓童」は圧巻。
小塚君の「ファンタジア・フォー・ナウシカ」はミスは多かったけどジャパンオープンの時よりも印象がいい。でもまぁ、ショートはミハルがすべて持っていって、フリーはKVDPが全部持っていったね!! 3-3-3でサードジャンプも高さが落ちないとか、あんたもー人間じゃねーwww
コンテスティの「バラ色の人生」とってもいいなぁ。なんか、「幸せはシャンソニア劇場から」っていうフランス映画があるんだけど、その映画に出てくるキャラクターを思い出させる感じで(これコンテに思うのってめっちゃくちゃ酷い皮肉だと思うけどね。まぁ、SPで「泥棒かささぎ」をやってる時点で凄い皮肉だよアンタ)
しかし若い子がバンバンクワドに挑戦していって、おばちゃん的には嬉しいよ。リッキーのクワドど根性降りとか、胸篤。とりあえずメンツ的に危惧していた「アメリカ男子がワースト3」は免れたみたいなので、一安心です。(アモさんごめんね)アメリカの若い子は皆総合力はあると思うので、頑張れ。今回は出場してないが、ライサは高い壁だぞ!


○女子シングル
祝! ヴィッキーのステップレベル4認定&GPシリーズ初の表彰台! 女子こそもう、シズニー&コストナーで表彰台争い、他の選手は3位を狙うっていう展開になっちゃったなー。そんな中で、ショートもフリーも極力ミスの少なかったヴィッキーが3位に入った感じ。遥ちゃんのメンデルスゾーンが可憐で素敵。シズニーとコストナーは……二人で異次元でしたな。
しかしコストナーの今季のFSにはちょっと不満やぞ。コストナーに不満なのではなく、寧ろ振り付け師のローリーに不満やぞ。わしにとってモーツアルトの27番はどうしてもGPファイナルを制した村主章枝さんの演技が出てくるのだよ! 女子シングル・モーツアルト27番・ローリー・ニコルときたら、やっぱり私はどうしてもぐりさんの優勝した演技が出てくるのよー。そんな複雑な思いでコストナーのフリー見てみたら、相変わらずの超絶ステップで圧巻やった。普通に良いプロじゃねーか……。
あと気になったのがヘルゲッソン妹のジャンプ。ルッツ持っているのは大きいけれど、3Tと2A+2Aシークエンス以外のジャンプに全てダウングレード、アンダーローがついちゃうって事は、グリ降りの癖がついちゃっているっていう事だ。今回それで点が出ないのが分かったと思うので、18歳と若いから、今のうちに直しておくれー。ホント。これは切実だ!!


○その他
・解説の佐野稔さん、嫁ネタで盛り上がり過ぎwww
・ケヴィンが以外にお洒落でびっくり!(御免ね!)
・女子の解説の横山さん、凄く分かりやすい! テレビ朝日の女子の解説は是非ずっと横山さんでお願いします。正直、あらかーさんは解説にはそんなにむいてないと思う!
・女子のフリーでマカロワの点数が出るときに、観客席にカメラが行く。なんか見覚えのある美女がいるなぁと思ったら……エカテリーナ・ゴルデーワが見に来ていたのか!!!(横に座っていた可愛い子は多分娘のリーザちゃん)開催地カルフォルニア州だもんねぇ。
・ヘルゲッソン妹の座り方が……!
・ムラデー君が長洲未来と一緒に観戦してた。横にいたのはアメリカ代表のダグラス・ラザノ選手かな?
・大会通して、ジェイソン・ダンジェンコーチの顔色が悪かった……。
・有香コーチ夫であるダンジェンコーチはいけめんだと思うが、それを母親に言ったら「たまにスカルマンに見えるわ!」と突っ込まれる。
・スケアメだけみただけだから何とも言えないけれど、今季はスピンのレベル判定が厳しいのは昨季から引き続いて、代わりにステップのレベル判定が少しゆるくなった気がする。ストレートラインの場合、片足で半分まで滑ればレベルが上がるっていうのは……。Pちゃんうはうはじゃないかwww
・女子のステップレベル4が今季から増えそうな気がする。ちなみに女子でステップレベル4を獲ったことがあるのは、コストナー、浅田(妹)、鈴木、フラット、ヘルゲッソン姉の5人。6人目は復帰したレピストだと信じてやみません。
・男子選手が頑張ってレベル上げるためにドーナツスピンをやるのは胸篤だが、しょーじきレベル上げるためにスピンの回転速度が遅くなるのは見ていてちょっと辛い。
・そして今季こそピアソラやる選手おおそう。つーかラザノ選手とDテン君、チョイス似すぎww(二人ともSPラフマニノフ(曲は違うが)、FSアディオス・ノニーノ)
・KVDPがスケアメ台乗りしたので、男子シングルで20代後半世代に頑張ってほしい。というか、その世代がGPファイナルに行きまくったら嬉しすぎて泣く。
・そんなわけである種の男子シングルのGPファイナル6名の個人的願望は、ブライアン・ジュベール(27歳)、ジェレミー・アボット(26歳)、ケヴィン・ヴァン・デル・ペレン(28歳)、コンスタンチン・メンショフ(28歳)、高橋大輔(25歳)、トマシュ・ヴェルネル(25歳)。平均年齢26歳。まぁ、Pチャンやスケアメ優勝のミハルがいるので、どうなるかは……不明。よっぽどのことがない限り、Pチャンは落ちないと思うのでね。
・ライサチェックのGPシリーズ欠場の理由が金銭的な理由と知って、結構残念。しかし田村明子の「氷上の美しき戦士たち」を読んでいると、ライサチェックという選手はアメリカのメディアやスケート連盟と決して仲のいい選手ではないという事がすごくよくわかった。


しかし男子シングルGPシリーズでの210点台で優勝って、3年ぶりじゃないか? まぁ、シーズン始まったばっかりなので点はどう出ていくかはわからないけれどね………。