ろしあんナショナル2011開幕! でもその前に……

NHK杯からファイナルまでのGPシリーズと全日本は記事に起こしてこなかったんですが、それについては後々書きます。特にロシア杯、ファイナル、全日本は面白かったので書きたい。
でも今回は別のこと。書かれていらっしゃるファンの方もいると思うのでちょっとためらってきたのですが、思い切って書いてしまいます。

羽生結弦君のSPが今季スクリャービンエチュード12番、別名「悲愴」とも「革命」とも言われている練習曲で、私はこの曲を羽生君が滑ると聞いた瞬間にちょっと、何かを思う前に思考が停止してしまった。理由は凄い簡単で、このスクリャービンエチュードは、バンクーバーシーズンのヴォロ君のSPだったから。
これがヴォロ君のSP(※日記内の動画貼り付け機能の調子が悪いので、リンクから飛んでください…)
http://www.youtube.com/watch?v=AWNSY3sed2I

そしてこれが羽生君のSP
http://www.youtube.com/watch?v=6nSihTWuRMw


前、ヴォロ君版の「ロクサーヌのタンゴ」を見るときに、「私の中で出来上がっていたロクサーヌ=大ちゃんのイメージがどうなるかがわかない」と書き、しかし「割とそういうのはどうでもいい」という結論にいたりました。この時の私は「大ちゃんのロクサーヌとヴォロ君のロクサーヌは全然違う! これは違った魅力がある!」と恐らく思ったのだと思います。
が、今回は何といいましょうか……。ネーベルホルン、チャイナ、ロステレコム、ファイナル、そして全日本と羽生君のSPを見てきましたが、どうしてもヴォロ君の振り付けが見えてきてしまう。特にステップのところ。ヴォロ君の、ぐーんと伸びるイーグルを折りいれたストレートラインはとっても素敵だった。このイーグルがどうしてもダブってきてしまうんです。ナショナル、エリボン、チャイナと、いい演技も結構残っていますしね。
もちろん羽生のSPも見ていくごとに良くなっていって、最初のプリンスアイスワールドで見たときよりも好きになってきました。正直最初の頃は編曲に慣れなくて「ちょっとなぁ」と思ってもいましたが、だんだん中盤部分の滑らかパートは「これはパガニーニのときに似ているんだ」と気付き、違和感なく見れてきました。
そしてやっぱり、羽生君とヴォロ君では魅力が全然違う。私のイメージだと、ヴォロ君は静かに燃える炎だけど、羽生君は深海なんですよ。ヴォロ君はある種冷えた炎で、羽生君は海の底から波打つ……という感じ? あくまで私のイメージですが。
数年後、私はどっちのスクリャービンを覚えているんでしょうかね。両方覚えている気もしていますが、より強く残っているのは、なんだかんだいっても私はヴォロ君のスクリャービンのような気がしています。バンクーバーシーズンはこのスクリャービンと、フリーの「シンドラーのリスト」がとっても好きだったからセットで覚えているというのもありますし、このスクリャービンの4回転−3回転はとっても美しいから。
そして羽生君のスクリャービンを見れば見るほど、実は複雑な思いが募ってくような気もしているのです。
今度、動画で見返さない限りこれを見るのは世界選手権になりますね。そのときもダブっちゃうのかなぁ。でも羽生君には力があるからね。


とまぁ、とりあえず置いておいて。

今日からロシアナショナルですよ!! てかもう始まってますよ!!! アイスダンスSD終わってるよ!!
これが今回のタイムテーブル
http://deep-edge.net/event_detail.php?No=565
ウル様は、今回のロシアナショナルについて「プルシェンコが表彰台本命で、残り二つをガチンスキー、メンショフヴォロノフ、ブッシュ、ドミトリエフが表彰台を争うだろう」と見ていらっしゃるらしい。でもまぁ、それ以外の展開が今回はないよねぇwww


と言っていたら、もうロシアナショナル男子SPも終わってしまった。
早速ヴォロ君のSP見たよ! 4−2復活でむねあつでした。。。