実写版「るろうに剣心 京都大火編」

えーっと23日つまり今日、実写版「るろうに剣心 京都大火編」見てきました。場所は新宿バルト9。去年「言の葉の庭」を見に行ったんですが、その時以来のバルト9です。前作を見ていない私は、慌てて前日動画サイトで前作を予習しました。

まぁ、るろうに剣心は小学校の時に全巻友人の家で読んだのですが、さっぱり忘れています。なので、原作をかなり忘れながらの今回の視聴です。志々雄真実の話をやるっていうことぐらい。覚えているのは、
・操が登場
・逆刃刀折れる
・宗次郎登場
・あおし様が再登場
・金髪トサカのモヒカンが赤ちゃんで遊んでた。
・ふたえの極み
・オカマの敵がいた。
・結末として志々雄の煉獄は出航しなかった。
ぐらい。まーほんと、覚えいないこと。


そんなわけで原作おぼろげで見に行った実写版「るろうに剣心」なんですが、個人的な感想を3行で。
私の蒼紫様って……こういうキャラだっけ……!?
・かみききゅん最高さのすけ空気ふたえの極みなし。
・れ、煉獄が出航致しましたぶわっはっはっはっは!!!

先ず蒼紫様について。いや、伊勢谷友介さん演じる蒼紫様の立ち姿や動き姿は写真で見た時よりずっと良かったんですよ! でも、キャラクタとしての蒼紫様がこうだったかっていうのが、私の記憶が違うって言っているような言っていないような。まぁ、映画は映画なんですが。こんな、剣心を追いかけて迷子になっているようなキャラじゃないと思うんだ蒼紫様は……。
で、かみききゅんこと、神木隆之介。キャスティングとしては。やっぱり瀬田宗次郎の神木隆之介がレベルの高いコスプレを見せてくれて最高でした。むしろ、瀬田宗次郎を演じるのには神木隆之介以外考えられないのではないかというぐらいです。ぶっちゃけ劇場で、かみききゅんが出てきたところだけ変にテンションあがってました。……活躍した宗次郎に比べて、佐之助が映画中でほぼ空気だったんですが。てか、二重の極みありませんでしたね。
そして最後。………ぶわっはっはっはっはっは!!もうここで、笑いが止まりませんでしたwwwここはしっかり覚えていたので、もうよかったねししおさま!!って感じで爆笑。
で、問題の佐藤健の剣心なんですが……。確かに外見や役作りは、いい。ただ、声が、ね……。どうしようもないことなんですが、私はどうしても、アニメ版の声優だった涼風真世さんの、中世的でやわらかくて芯のある声が剣心だという刷り込みがあるので、これはちょっと低すぎ……。

でもまぁ、見に行ったら見に行ったで、これはこれで面白かったです。殺陣や演出のシーンとかで所々笑いました。ただ、その面白いが、どうもピカレスクなギャグ漫画を見てぶわっはっはっはって爆笑して「何だこれ受けるww」みたいな面白いだったので……なんか、シュールなギャグ映画として見ているような感じ?「圧倒的にストーリーとしておもしれ―!斬新な演出があった!すげー!!」っていう純粋な気持ちからじゃないんですよねぇ。。。アクションシーンや殺陣もよかったんですが、如何せん上映時間が長い。2時間20分ぐらいあったよね? ……ぶっちゃけ疲れた。。
そんなわけでこの映画は、
喜=かみききゅんの宗ちゃんに対して
怒=あおし様のキャラクタに対して
哀=あおし様のキャラクタに対して
楽=ししおさま煉獄出航ぶわっはっはっはっは
という、様々なネタ的なものを見たときの要素が合わさって、結果としてマイナス要素としての疲労120パーセントとして帰ってきました。ここまでくると「あれ、ホントに面白かったっけ?」っていう不安も出てくる。まあいいや、かみききゅんのレベルの高いコスプレを見に行ったんだよ私は!!! 蒼紫様? そんな人いなかった。
でも所々勉強になったところもありました。殺陣のシーンとか、こうやって剣を使わせればいいのかとか、そういうことで。そういった意味では行った意味はありました。ただ、その殺陣のシーンも、無駄に長くてメリハリがない所があったのでそれもマイナスで(苦笑)。
殺陣やアクションでの余談ですが、私としては操役の土屋太凰ちゃんの動きが結構よかったと思います。ダイナミックだけどはっきりした動きでしたね。元々体を動かすのが好きなんでしょうな。薫役の武井笑と比べて体の切れが段違いでした。


(某友人に向かって)……続編、見に行きますか? るろうに剣心を見に行くと言うのではなく、かみききゅんを見に行くという意味で。