山中千尋「AFTER HOURS2」

CDレビューです。
山中千尋の最新アルバム「AFTER HOURS2」です。

暫く聞かないうちにかなりアルバムが発売されていました。
そして「2」ということは「1」もあったわけで。
前作の「AFTER HOURS」はオスカー・ピーターソンがなくなった直後だったので、オスカーへの思い溢れるアルバムとなっている。生前のオスカーがレパートリーにしていたものが中心のアルバムでした。
で、2作目の「AFTER HOURS」もジャズの「Moanin'」「Fry to the moon」「枯葉」等のジャズのスタンダードナンバーが中心。(二曲、オリジナルが入っている)「Fry to the moon」「Moanin'」のアプローチはかなりテンポがよく、小気味いいものに仕上がってます。
前作の2012年は3枚アルバムを出されましたが、その最後の一枚。全体的に、彼女にしては軽いタッチで引かれています。聞きごたえは「Becouse」のほうがあるかも。こっちはジャズにあんまりなじみのない人でもすんなりと耳にはいるようなアルバムになっています。恐らくトリオが、ピアノとベースとギターというトリオだからでしょうか。より山中さんのピアノの音を強調できている気がしています。だからこそ、くつろぎと余裕のあるアルバムに仕上がっています。
このアルバムが気に入ったら、「Because」なども聞いてみたら如何。